スポンサーサイト

 --------
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カテゴリ :スポンサー広告 トラックバック(-) コメント(-)

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。

 2011-11-18
※ネタバレあり

 泣いた。号泣した。1話からずっと泣きっぱなしだった。「泣いた」という感想はわかりやすくはあるけれど、いろいろな「泣いた」という意味があるし、その言葉で片付けてしまうのは違和感があるので、どうして泣けたのか、それが良い意味での「泣いた」なのか、書きながら探っていきたいと思います。

 まず、1話ですでにめんまが死んでいることが明かされていることで、めんまは何故戻ってきたのか、何故じんたんにしか見えないのか、という疑問に絞られます。もしかしたら…とか、そういう道はほぼつぶされてしまいます。だから、めんまをめぐる話にある程度リアルさが加わるように感じました。めんまの母に、めんま自身が死んでいることを知ってるとを告げるシーンで早速泣いた。めんまが死んだ後の、遺された家族の空気がひしひしと伝わってくるようできつい場面でした。
 あの花序盤の最大の見せ場(?)といえば、ゆきあつの女装姿wゆきあつ危ない奴だなという雰囲気はあったけれど、あそこまでいってしまっていたとは…あそこまでいってくれていたのがむしろよかった。過去に生きるということはたぶんそういうことだから。めんまがいなくなったあの日から進まないことへの、ゆきあつのひとつの生き方だったんだと思う。さすがにやばいけど。バレたあとの学校での何かを諦めたような雰囲気に吹いてしまったw
 そしてこのゆきあつがなかなかデレない。じんたんに。どこかねじまがってるけど、めんまを本気好きだったんだな…それなのに、ライバルには見えて、自分には見えないというのはたしかに辛いと思う。めんまがいると確定してない状況では、じんたんがめんまめんまと過去の傷を広げてるようにしか思えないし。めんまのお母さんにとってもそうだったと思う。自分の子の時間はあの日止まってしまったのに、その友達は成長していく。未来がある。必死でつらさを背負ってきたのに、めんまのためだと言われても、それまで耐えてきたものをえぐられて、現実を見せられて、それは本当につらいことだと思う。だから、めんまのお母さんが花火づくりをやめさせようとした気持ちは簡単に批判できない。でも、めんまのお母さんには、めんまのお父さんと、弟が居てくれたこと、三人で寂しさを背負っていこうと決めたシーンはもう号泣だった。遺された家族の気持ちもしっかりと描かれていたのがこの作品の素晴らしい点のひとつだと思う。時間が止まっていたのは、めんまだけでも、家族だけでも、ゆきあつだけでもなかった。あなる、つるこ、ぽっぽ、そしてじんたん、全員があの日から進むことができていなかった。もしかしたら、めんまもそうだったのかもしれない。バラバラになってしまった超平和バスターズが、めんまを成仏させるために再び集まった。でも、それぞれがそれぞれの利益を求めて集まっていた。あの日から進むことができないなら、その上で自分たちが生きるにはどうしたらいいのか、もがいていた結果だと思う。
 そして、最終話。みんなが、自分の想いを、めんまがいなくなってからの日々で苦しんでいたことをぶつけ合うシーンはとてもリアルで痛かった。誰か大切な人がいなくなるということは、そういうことなんだと思う。あなるが、ゆきあつが、つるこが、ぽっぽが背負っていたもの。そのことでバラバラになっていってしまったこと。それでもみんなは変わっていなかったこと。みんなとのつながりも、めんまへの想いも。ゆきあつがじんたんの肩に腕をあずけるところが象徴するように、超平和バスターズは、みんながみんなの気持ちを理解することで、あの日の姿に戻ります。それは、めんまがいてくれたから叶ったこと。花火で成仏できなかっためんまですが、みんながめんまによって心をかよわせたとき、向き合えたとき、徐々に消え始めます。ここからラストまでは号泣に次ぐ号泣で息ができなくなった。めんまが何故戻ってきたのか。それは本当にめんまらしい理由で、めんまが願ったこと、じんたんの母親と約束したことは、とてもとてもあったかいものだった。その願いは叶っていたわけだから、めんまが戻ってきた理由はそれだけではないのかもしれない。めんまにも、お母さん、お父さん、弟への思いがあったんだと思う。それは、花火を打ち上げたあの日、やっと受け止めることが、安心することができたんだと思う。そして、最後のシーン。今度こそは、みんなに言いたいことが言えたこと。みんながめんまに言いたいことを言えたこと。めんまがみんなを大好きなこと。みんながめんまを大好きなこと。じんたんと素直な気持ちを伝えられたこと。伝えることができたこと。最後の最後に、みんなにもめんまの姿が見えたのは、超平和バスターズがあの日のみんなに戻れたこと、めんまのことを心から想えたこと、そしてじんたんのお母さんの願いを叶えた、みんなのことが大好きで動き回っためんまへの、めんまの本当の願いを叶えるご褒美だったのかもしれない。このシーンはなにもかもが美しすぎでした。友情がまぶしかった。こうして成仏しためんまですが、5人の人生はこれからも続くわけで、めんまに見守られながら、あの日から少しずつ進んでいくのだと思う。
 すさまじい作品でした。友情、後悔、苦悩、利害、変わらないもの、めんまの家族、じんたんの家族、みんなを包み込む秩父の風景…すべてが美しく、まっすぐに描かれていました。この「泣いた」は、あったかい「泣いた」でした。当分心の奥底を掴んではなさないと思う。たぶんこれからずっと心の中で生き続ける作品。こういった名作に出会えて感謝です。めんまがまたみんなと話ができる日を信じて!


あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 6 【完全生産限定版】 [Blu-ray]あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 6 【完全生産限定版】 [Blu-ray]
(2011/11/23)
入野自由、茅野愛衣 他

商品詳細を見る
コメント












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
http://solarebi.blog98.fc2.com/tb.php/73-048b19b8
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。