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あさっての方向。 最終巻

 2011-07-07
中盤まではものすごくよかったです。からだと徹允の思い出と再会、椒子さんの涙、二人の女の子のお話、祖父と徹允の約束、魔女の過去…
これまでの伏線回収プラスアルファの展開と内容で、謎ともやもやが解けていく快感のようなものを感じました。あそこで椒子さんの涙はやばかった。内容もよかったです。時間と、人の心と、欲と、家族と、過去と未来と現在と…すべての話がうまく終息へと向かい、最後の一点へと目指して突き進む、のかと思っていました。
ところが、なぜか腑に落ちない終わり方に…どうして納得できないのか、いろいろと考えてはみたのですが、なかなか答えが出ません。とりあえず列挙してみると、まず、魔女がもうひとつのかけらを持っていたというところ。持っている必要はあったんでしょうか…そのまま二人の女の子は帰国して魔法を探しに行ってもよかったのでは。次に、椒子さん。ヒロ兄を置いて行ってしまうのですが、その理由がなんだか…でもこれはそれほど、むしろそういう終わり方も良いかなと思いました。ヒロ兄からだのこと想いすぎですもんね。そして、からだと徹允の関係。この終わり方は正直がっかりです…こういう終わり方をするのなら、徹允を出さなくてもよかったのでは?と感じます。極論ですが。ここはちゃんと描かないといけないところだったんじゃないでしょうか…「甘いたまご焼き」と言ったって、前に先輩と「お昼も一緒に食べてるらしいよ」と描かれているわけで、後のおまけのようなところに徹允が甘いたまご焼きを好きだといくら言っていても、からだが徹允のことを想って作ったとは全然言えないと思います。たぶん、そうじゃないからだと思うけれど、それだったらなぜ今までからだと徹允の関係を描いてきたの?と思ってしまうのです。初恋は叶わないとか、そんな理由じゃ収められないくらい。あの夜のことのせいだと言っても、解決できないのであればずっと最終巻まで引っ張る必要があったのか…疑問だらけです。最後の数ページで片方の女の子を好きだった先輩を想ってるかのような、そうなるとどうしても、魔女がもうひとつのかけらを持っていた、そのことがすべての収拾を不可能にしてしまったように感じてしまいます。理不尽や哀しい終わり方をする物語もあって良いと思いますが、それならそれなりの理由、根拠がないと納得のできない終わり方になってしまうと思うのです。あと回収を放置してしまった部分もちらちらと…
批判を大量に書いてしまいましたが、それだけ、それだけもったいないと思ってしまうからです…テーマも内容もよかった、回収も途中まではすばらしかったです。徹允おじいちゃんの「私はそういう老い方をしてこれたんだ」という言葉、椒子の「子供はゆっくり大人になっていいのよ」、そういった名言も散りばめられていました。それだけに………


あさっての方向。(5) (BLADE COMICS)あさっての方向。(5) (BLADE COMICS)
(2007/08/09)
山田 J太

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